3月5日~11日紙面

矢作北小雅楽部 東儀さん招き演奏会

「越天楽幻想曲」を演奏する東儀さんと部員たち=岡崎市矢作北小学校で
「越天楽幻想曲」を演奏する東儀さんと部員たち=岡崎市矢作北小学校で

 岡崎市矢作北小学校は5日、雅楽演奏家の東儀秀樹さん(53)を招き、同校の雅楽部創設20周年を記念する演奏会「雅楽の調べ」を開いた。児童のほか、同学区で長年雅楽を伝承している「長瀬楽人会」の会員ら約八百人が、東儀さんの演奏に聴き入った。東海愛知新聞社など後援。

 7年前に岡崎のNPO法人GハーモニーABCDE(寺澤みゆき理事長)が主催する東儀さんの演奏会に同部が出演したのがきっかけで、今回の演奏会が実現した。

 稽古の成果を披露しようと、雅楽部員が「抜頭」を演奏。続いて東儀さんが加わり、伝統曲にアレンジを加えた「越天楽幻想曲」を協演。会場の体育館いっぱいに、篳篥、笙、龍笛など雅楽器の音色が響き渡った。

 「伝統に縛られることなく、音楽を自由に楽しみたい」と言う東儀さん。この後は、オリジナル曲やバイオリンやチェロなどの西洋楽器をバックに雅楽器を合わせたクラシックなど、一風変わった7曲をソロ演奏した。

 六年生で部長の水野彩音さんは「初めて越天楽幻想曲を演奏したときは難しかったけど、本番は楽しんでやれました。最後の部活で東儀さんと一緒に演奏できたのは、良い思い出になります」と笑顔で話した。

 演奏会の後は、雅楽器を体験出来るワークショップも行われた。

(6日3面)

 

このほかには

・幸田町で「耳の日」県民の集い(5日3面)

・基礎研に細胞や遺伝子などの冷凍保管拠点施設を設立(8日1面)

・おかざき世界子ども美術博物館でミャンマー展とリトルアーティスト展開催(10日3面)