9月3日~8日紙面

岡崎城天守くっきり

 岡崎市中心部を流れる乙川に架かる殿橋南からの景観が変わった。

 これまでは岡崎城方面を見ても岡崎公園内の樹木が障害となって城天守が見えなかったが、市が7月下旬に障害となっていた洋木(ヒマラヤスギ)の3分の2を剪定したところ、天守がくっきりと見えるようになった。2日の市議会九月定例会の一般質問で、先の6月定例会で景観の問題を指摘していた加藤義幸議員(自民清風会)が「素早い対応に感謝している」と市に対して礼を述べて明らかになった。

市公園緑地課によると、剪定されたのは公園内の城南亭南東にある便所の南にあるヒマラヤスギ。少なくとも25年以上前からあり、これまで剪定されたことはなかったという。担当者は「園内の樹木は計画的な剪定をしているが、今回は景観の指摘もあって剪定した。トリエンナーレ開催中で、市外からも多くの人が訪れているので、ぜひ景観を楽しんでほしい」と話している。

(3日1面)