5月6日~11日紙面

神明宮例大祭

岡崎市元能見町の神明宮(加藤和子宮司)で10日、岡崎3大祭りの 一つ「神明宮例大祭」が始まった。きょう11日まで。10日には前日 祭があり、朝から氏子11カ町の住民らが集まった。

 周辺地域の氏子の繁栄・安寧を祈る「御神輿渡御」をメーンとした 、江戸期から続く伝統祭事。毎年地域住民を中心に多くの人が足を運 んでおり、今年は延べ千人以上の参加が見込まれている。

 初日の午前十時には、各町の山車小屋から引き出され、飾りつけら れた高さ五㍍前後の山車八台が境内に集結。加藤宮司によって祝詞が 読み上げられた後、山車引きの安全を祈願しておはらいが行われた。

 加藤宮司が一台ずつ順におはらいをして回り、続いて紋服姿の各町 の氏子総代がそれぞれの山車の前に立ち、玉串をささげた。

 おはらいが終わると、いよいよ大祭がスタート。氏子たちが威勢の いい掛け声とともに山車を引いて各町へ繰り出し、大祭開始を触れ回った。

 この後も、神明宮では前日祭や女児による舞奉納、屋台、ゲームなどの余興もあり、境内は多くの人でにぎわっていた。

 11日は、午前八時から長さ数百㍍もの行列が氏子十一カ町 を巡る御神輿渡御があり、正午からは本殿で例大祭を斎行。その後、午後1時には各町で特色あるお囃子がにぎやかな山車引きが行われ、 同7時20分には宮入りのために神明宮へ向け各町を出発する。境内に集結した後は、奉納の舞とともに大祭を終える。