6月10~15日紙面

城北中で大賀ハス開花

 岡崎市城北中学校で「大賀ハス」が開花した。9日朝、出勤した職員が見つけた。昨年は10日に最初の開花が見られた。9日現在、2輪が咲いており、確認されている4輪のつぼみも順次咲くものと思われ、6月下旬まで楽しめそう。

 4月に赴任したばかりの石原真吾教頭は「薄いピンク色の花びらを見ると、2000年を生き抜いて発見されたというロマンを感じます」と話した。

 大賀ハスは昭和26年に大賀一郎博士が縄文時代の遺跡とされる千葉県検見川遺跡で発見したハスの種子を栽培して、開花させたことで知られる。同行は平成3年に東京大学農学部附属緑地植物研究所から譲り受け、校内の蓮池で育てている。

(10日付1面)