6月17~22日紙面

食育の日に「岡弁」提供

岡崎市内の飲食店など15店で19日、地産地消推進弁当「岡弁」が販売された。

岡崎げんき館では、岡崎給食、ムツミフーズ、四季の味まごころ亭がそれぞれ十食限定で岡弁を出張販売。チーズとハムをみかわもち豚ではさみ、むらさき麦粉をまぶして揚げ焼きにした「おかき揚げ」や、地場野菜の法性寺ネギを使った「法性寺ネギとエノキの肉巻き」など、いずれも市内の小学生~高校生が考案したレシピを採用した、多彩な弁当を取りそろえた。

午前11時30分の販売開始を待たずに長蛇の列ができるほどの人気ぶりで、開始10分以内にすべて完売するほどの大盛況に終わった。購入者からは「子どもたちの発想が面白い」「またやってほしい」と、歓迎の声が聞かれた。

 「岡弁」は、昨年8月21日に行われた「第41回生徒市議会」の中で、市六ツ美北中学校の生徒たちから「岡崎が誇る野菜や特産品を市内外の人にもっと知ってもらい、おいしく食べてもらうために、岡崎ならではの『駅弁』ならぬ『岡弁』を作ってみたらどうか」と提案があり、市が快諾。地元産の食材を使ったレシピを公募し、採用した、岡弁の販売を決めた。

 地元食材を使用することで、地場野菜や特産品の存在をPRし、食育について考える機会を設け、地産地消推進につなげるのが目的。市内飲食店などの協力で実現し、国が定める食育月間(6月)の食育の日(19日)に合わせて実施した。

(20日3面)