8月12日~17日紙面

岡崎市新堀町の強殺事件 手掛かりのサンダル公開

岡崎市新堀町で会社役員・大岡幸正さん=当時61=が殺害された強盗殺人事件が発生してから、きょう十三日でちょうど一年となった。これに先立ち、岡崎署特別捜査本部は十一日、JR岡崎、西岡崎の両駅で情報提供を求めるチラシを配った。またこの日、現場で犯人が履いていたとみられるサンダルについて明らかにし、同じ型のサンダルを同署一階で一般公開し、情報提供を呼び掛けている。

 

 特捜本部によると、現場となった大岡さん方の屋内外で複数見つかった足跡から靴底の文様などを照らし合わせた結果、サンダルの型が判明。大岡さんや家族のものとも一致しないことから、犯人が犯行当時に履いていたと推測される。しかし、足全体の大きさが分かる足跡がなく、サイズや色は分かっていない。

 サンダルは全国展開している作業用品専門店で昨年三月に発売されたもので、同八月までに約一万足が出荷されている。マレーシア製でM、L、LL三種類の大きさがあり、色は紺、茶、黒の三色。

 特捜本部はこれまでに延べ一万四千人を超える捜査員を投入。事件発覚後に同署に設けられたフリーダイヤルには、十二日午後四時現在で五十二件の情報提供があったが、未だ有力な手掛かりがない。

(13日1面)