4月7~13日紙面

県議選 岡崎・額田は維新二議席

 統一地方選前半戦の愛知県議会議員選挙が十二日投開票され、岡崎市・額田郡選挙区(定数五)は民主党現職の西久保長史氏(60)、自民党現職の中根義高氏(42)、維新の党元職の園山康男氏(50)、自民党新人の新海正春氏(63)、維新の党現職の鈴木雅登氏(44)が当選した。投票率は岡崎市が38・74%、幸田町が46・13%でそれぞれ過去最低を記録した。選挙区では39・42%。

  西久保氏は労組票を手堅くまとめて連続トップ当選で再選。三年前の補選で、六万票超で初当選した中根氏は若さを生かして再選、園山氏は大村秀章知事や重徳和彦衆院議員らの応援を背に返り咲きを果たした。

 新海氏は市議長二年の実績を訴え、市南部地域を中心に票を固めて初当選。鈴木氏は持論の増子化政策などを地道に訴えて再選を手中に収めた。

 補選で敗れた悔しさをばねにして臨んだ自民党新人の梅村順一氏(56)は、市東部地域や幸田町などにも積極的に顔を出したが悲願の初当選はならず涙をのんだ。また、独自の戦いを終始貫いた無所属新人の楢原伸一氏(59)は伸びなかった。

 自民が三議席か維新が二議席かで注目された対決は、衆院選の勢いに乗った維新が幅広い保守地盤を持つ自民に打ち勝った。当日有権者は三十二万五千三十八人だった。

(13日1面)