7月7~12日紙面

岡崎ジャズストリート 10周年記念プレ

 岡崎市内で十一月に行われるジャズの祭典「岡崎ジャズストリート2015」に先立ち、プレイベント「スペシャルジャムセッション―ありがとう十周年」が十一日、同市竜美丘会館で開かれた。総勢三十二人の豪華出演陣によるセッションに、四百人以上のジャズファンが酔いしれた。

 正午の開場前から、待ちわびた多くの人が列を作る盛況ぶり。イベントが始まると、最初に岡崎ジャズストリート実行委員長の小林和好さんが「今年で十回目という節目を迎えられるのも、ひとえに皆様のおかげです。皆様への感謝の気持ちと、五月に亡くなられた岡崎ジャズストリートの創設者・同前愼治会長への感謝の思いを込めて『ありがとう十周年』と銘打ちました。三時間ノンストップ、怒涛のジャムセッションをお楽しみください」とあいさつした。

 オープニングを飾ったのは、岡崎ジャズストリートを初期から支え続けている花岡詠二さん、青木喬嗣さん、菅沼直さん、黒田和良さんの四人によるユニット。「メモリーズ・オブ・ユー」など三曲を続けて披露し、会場に響きわたった心地良い音色で客席の心をつかんだ。

 この後も、この日限りのスペシャルユニットが次々とステージに立ち、そのたびに客席から拍手が湧き起こった。最後は、エンディングを飾るのにふさわしい総勢二十人以上による「オール・セッション」によって、夢のひとときの幕を閉じた。

(12日1面)