9月8日~13日紙面

西三河各地で台風被害相次ぐ

 台風18号が九日午前、愛知県内の知多半島に上陸した。岡崎、豊田、西尾の三市と幸田町では冠水、落石、停電、床下浸水などが相次ぎ、各自治体は対応に追われた。同日午後四時現在、豊田市で一人が負傷した。

 岡崎市では、蓬生町の市道(幅三㍍)に重さ約六十㌔の石が落石したため、撤去された。小針町の市道は約五十㌢冠水した影響で、走行していた軽自動車一台が脱輪した。

 また連尺学区市民ホーム、市体育館、南部市民センター、西部地域交流センター(やはぎかん)の四カ所に避難所が開設された。九日午前十一時すぎに閉鎖されるまでに一世帯二人が自主避難した。

 豊田市では、鴛鴨町の国道248号の一部が冠水し、通行止めとなった。西尾市では避難所が開設された一色町公民館に一世帯一人が自主避難した。九日午前八時から三ヶ根山スカイラインが通行止めとなったが午後三時三十分に通行止めが解除された。

 幸田町では、六栗竹ノ下の四戸が床下浸水した。

1940戸が停電

 中部電力岡崎支店によると、豊田市を除く二市一町では九日午前八時四十分ごろから午後一時十分まで、強風に伴う電線の断線などで計千九百四十戸が最大約二時間停電した。

(10日1面)