9月29日~10月4日紙面

11月は岡崎でジャズ

岡崎市内で秋から冬にかけて開かれたり、新しく企画されたりしたジャズイベントを集約した「岡崎JAZZ November2015」が、十一月七日から二十九日までの二十三日間、中心市街地一帯で初めて開催される。

 スタートを飾るのは、毎年十一月の第一土曜から二日間開催され、今年で十回目を迎える「岡崎ジャズストリート」(NPO法人岡崎ジャズストリート主催)。続いて、「和船でジャズ」「ストリートジャズひがおか」「お江戸でダンス」(岡崎女子大学・短期大学など主催)「まちなかジャズ」「ジャズオープンハウスLibra」と、新規・既存の計六イベントが展開される。

 新規イベントの「和船でジャズ」(十一月八日)は、市の中心部を流れる乙川を航行する船の上で、オカザえもんが同席してジャズボーカリストの今岡友美さんらによるジャズ演奏。午前十時、同十時四十分、同十一時二十分に同河川敷を出発する。乗船無料で、各回先着十五人。

 「ストリートジャズひがおか」(十一月九~二十七日の平日)は、公募で選ばれた四十二組が名鉄東岡崎駅南口で午後五時から同七時三十分まで、ストリートライブを行う。高校生や大学生による予告のないパフォーマンス「フラッシュモブ」も予定されている。観覧無料。

 イベントは市から企画・運営を委託された市内のジャズボランティア四団体で構成する「ジャズの街岡崎発信連絡協議会」が主催する。単独イベントの集約を機に市は来年以降、十一月を「ジャズ月間」に掲げたい考え。

 市が所有する「内田修ジャズコレクション」の活用事業をサポートするNPO法人「ブルー・ウェーブ・ジャズ・フォーラム」理事長で、同連絡協議会長を務める柴田剛太郎さん(68)は「別々だったイベントが一つにまとまることで、『ジャズの街岡崎』のPRと集客につながることを期待している。盛り上げていきたい」と話している。