3月1日~6日紙面

岡崎の乙川沿い 葵桜が満開

 岡崎市中心部を流れる乙川沿いで早咲きの河津桜がほぼ満開の状態となり、多くの人がひと足早い春の訪れを楽しんでいる。

 市竜美丘会館から竹橋までの間の乙川左岸延長約八百㍍には、平成十三年に市民ら有志が出資して植樹した八十六本の桜の木があり「葵桜」の名称で親しまれている。

 付近の住民によると、今年の開花は二月上旬。例年よりも一週間ほど早く満開の状態を迎えたという。十五日ごろまでが見頃になりそうだ。また「桜の花が散る様子も風情があっていい」と太鼓判を押す人もいる。

 春を思わせる陽気となった五日には午前中から多くの市民らが葵桜を目当てに乙川沿いを散策。夫婦や親子連れで花をめでながら写真を撮ったり、「きれいに咲いたね」などと言って感心したりしていた。

(6日3面)