3月8日~13日紙面

岡崎市制100周年 家康行列配役決まる

 岡崎市の中心市街地で四月十日に行われる岡崎の桜まつりのメーンイベント「家康行列」の参加者を決める公開選考会が六日、同市福祉会館で行われ、市制施行百周年を記念して主役の「徳川家康」を務める俳優の里見浩太朗さんを除く公募の配役が決まった。

 総勢百四十三人の募集に対し、二百一人の応募があった。里見さん演じる“大将”の家康には、「徳川家康列」として市管工事業協同組合の同行が決定。徳川四天王の四家臣役は、「井伊直政」を藤本健太さん(30)=六ツ美消防団第二部、「本多忠勝」を渡辺英二さん(47)=市青年経営者団体連絡協議会、「榊原康政」を加納孝夫さん(56)=三菱自動車岡崎会、「酒井忠次」を鴨下滋さん(58)=竜美丘みこし会、「岡崎三郎信康」を加納勉さん(39)=岡崎青年会議所=が、それぞれ手にした。

 十三人が応募した「千姫」を射止めたのは、幸田あけぼの第一幼稚園で教諭を務める加藤桃花さん(23)。次いで応募が多かった家康の幼少期「竹千代」は、愛教大附属岡崎小学校五年の谷澤東昇もとのり君。「於大の方」は会社員の西垣津一乃にしがいつかずのさん(41)、「築山御前」は主婦の太田綾さん(30)、「亀姫」は岡崎城西高校二年の中島優菜さん。

 配役を代表して、本多忠勝役の渡辺さんは「伝統と歴史に重い責任を感じ、身が引き締まる思い。泰平の世を築いた徳川家康を支えた三河武士と女性の名に恥じぬように精いっぱい務めたい」と話した。

(8日1面)