4月12日~17日紙面

総大将里見さんに声援 家康行列

 春を彩る岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」が十日、岡崎市の中心市街地で繰り広げられた。市制施行百周年を記念して、威風堂々とした総大将・徳川家康役を務めた俳優・里見浩太朗さんと、岡崎署の「一日警察署長」に委嘱された女優・菊川怜さんら総勢八百人による勇壮な時代絵巻が、三・五㌔の沿道に集まった観衆四十六万人(主催者発表)を魅了した。

 家康が戦勝祈願したと伝わる伊賀八幡宮で午後一時から出陣式が行われ、内田康宏市長は「里見さんに出演いただき、格調高い家康行列にできたことに感謝したい。独自の歴史・文化資産と自然景観を生かした観光産業都市の実現を進めたい」とあいさつ。里見さんは「市制施行百周年を迎えた岡崎で家康公役を仰せつかり、家康行列が立派に終わるように一生懸命務めたい」と意気込みを語った。

 行列は菊川さんを乗せた交通安全パレードのオープンカーを先頭に同八幡宮を出発。沿道の観衆からは里見さんや菊川さんに対する声援が飛んだ。

(12日1面)