5月31日~6月5日紙面

岡崎・本宿小で新プール完成

 岡崎市本宿小学校で一日、「プールの完成を祝う会」が開かれた。全校児童と保護者、学区住民らが計約四百人が出席。ロンドン五輪競泳女子四百㍍メドレー銅メダリストの加藤ゆかさんを招き記念行事も行われた。

同校では、昭和三十五(一九六〇)年に貯水池を兼ねたプールをつくり、五十五年には推進の浅い低学年用プールを追加し、二つのプールで授業を行ってきた。

 プールの老朽化に伴い、昨年初が津に改修工事が始まり、今年三月に完成。新プールは、長さ二十五㍍、幅十四㍍で、水深一㍍の競泳コース五レーン(幅十㍍)と水深〇・七㍍の低学年向けプール(同四㍍)にまとめられた。総工費は約一億八千万円。

 祝う会では関係者によるテープカットの後、福田貴子校長が「水泳の授業は命の学習。水を甘く見ることなく、授業や部活動に臨んでください」とあいさつ。加藤さんは「このプールで泳げる喜びを力に変えて泳いでほしい」と話し、模範泳を披露した。

 模範泳に続いて、水泳部と加藤さんによる百㍍対抗戦も実施。加藤さんと競り合った六年生で副主将の伊藤彩音さんは「交代した時は加藤さんと三㍍くらい差があったので、差を縮めようと頑張った。オリンピック選手に勝ててうれしい」と笑顔を見せた。

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