7月12日~17日紙面

ものづくり岡崎フェア開幕

 三河地域を中心に百十四の企業・機関が集うものづくり展示会「第五回ものづくり岡崎フェア2016」が十三日、岡崎中央総合公園総合体育館で始まった。きょう十四日まで行われ、初日から多くのものづくり関係者が来場。二日間で延べ約七千人の来場が見込まれている。

 午前十時の開場に先駆けて行われた開会式では、主催の岡崎商工会議所から古澤武雄会頭、同市から内田康宏市長、岡崎ものづくり推進協議会の田口竜也会長ら関係者が出席。古澤会頭は「岡崎を含む三河地域は、長年にわたって日本のものづくりの一大拠点として栄え、高い技術力を持つ企業が集積する地域。昨今の社会構造の変化に伴い製造業を取り巻く環境も変わり、技術力を高める必要がある。この二日間が、技術力の向上や新たな価値の創造につながる一助となることを期待している」とあいさつした。

 会場内には素材、金属加工、樹脂成形・加工、装置・工具など分野ごとにブースが設けられ、来場者は各ブースを自由に見学できる。ブースでは、機械部品や装置といった製品、パネルの展示だけでなく、より効果的に自社の技術を紹介するために特殊なテープを使った配管の修理、産業用ロボットによる精密作業などの実演もあり、来場者は各社が誇る技術を間近で体感。出展者、来場者ともに新たなビジネスパートナーとの出会いに期待感を示し、積極的に名刺交換する姿もみられた。

(14日1面)