9月6日~11日紙面

幸田の水野さん BMXで全国制覇

 専用の自転車で起伏のあるコースを走り、順位を競うバイシクルモトクロス(BMX)の全国大会「第三十三回全日本BMX選手権大会」ガールズ九~十歳の部で、幸田町深溝小学校五年の水野ひよりさんが優勝した。

 日本自転車競技連盟(JFC)主催の同大会は、七月二、三日に堺市のBMX用コースで開かれた。水野さんが出場した部門には五人が参加。全員が一斉にスタートして順位を競うレースを三回行い、総合成績が決まる。

 水野さんは一回目と三回目が一位、二回目が二位だった。今回の優勝で、来年七月に米国で開催予定の世界大会の日本代表となる権利を得た。

 水野さんがBMXを始めたのは、小学二年の時。サーフィンが趣味の父・孝亮さんが、障害物を乗り越える際に重要な体重移動が体幹やバランス感覚などを養い、将来サーフィンをやる際に生きると考え、水野さんに勧めた。

 それからはBMXにのめり込み、平日は町内の空き地に作られたコースで練習。県内にBMX専用コースがないため、休日は三重県桑名市まで足を運んで技術を磨いている。

 世界大会への参加は希望制。水野さんは「ぜひ出場したい」と意気込んでおり、世界大会で六位以内の入賞者に贈られる「ワールドゼッケン」の取得を目指す。

(9日3面)