12月13日~18日紙面

岡崎市でモーターフェス

 岡崎中央総合公園で十一日、岡崎市制施行百周年記念事業「岡崎モータースポーツフェスティバル」が行われた。同市出身の元F1ドライバー中嶋悟さんや現役レーシングドライバーの長男一貴さん、次男大祐さんらによるレーシングカーのデモ走行などがあり、モータースポーツファンを熱狂させた。

 開会式では、同フェス実行委員長や来賓の内田康宏市長らが車から登場。七月に市民栄誉賞を受賞した中嶋悟さんは「百周年の企画に参加できてうれしい。サーキットで見ている車がここで走る。普段の速度は出せないが、楽しんでほしい」とあいさつした。一貴さんの「エンジン、スタート」の掛け声でレーシングカーのエンジン音が鳴り響いた。

 デモ走行では、一九六〇年代のクラシックカー、三菱のラリーカーの後に大祐さんがホンダのGT車、一貴さんがトヨタのスーパーフォーミュラカー、悟さんが二十六年前にF1レースで乗った「ティレル019」で特設コースを走行。悟さんは三度エンジンが止まるトラブルに見舞われたが、ファンからは大きな歓声が上がった。

(13日1面)