3月7日~12日紙面

家康行列の配役決まる

 岡崎市福祉会館で五日、岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」(四月九日、市・市観光協会主催)の配役を決める公開選考会が行われ、本多忠勝役で特別出演する俳優・武道家の藤岡弘、さんを除く徳川家康や徳川四天王ら主役級の十一人が決まった。各隊列、少年武者・少女隊、局・腰元、イベントサポーターを含む総勢百四十三人の募集に対し、今年は二百一人の応募があった。

 主役の家康役に選ばれたのは山内隆一さん=市ぬかた商工会。山内さんは「家康行列の伝統と歴史に身の引き締まる思い。役を授かった名君の名に恥じないように精進し、全力を尽くす」とあいさつ。「満開の桜の下、全員の晴れ姿をご覧になってもらいたい」と呼び掛けた。

 藤岡さんふんする忠勝に同行するのは羽根学区柱東地区総代会。十二人の応募があった竹千代役は三浦芳美さん=緑丘小学校=が選ばれた。竹千代役を女児が務めるのは、平成十八年以来十一年ぶり。

 忠勝を除く四天王は、井伊直政が鈴木優介さん=市青年経営者団体連絡協議会、榊原康正が佐藤哲朗さん=三菱自動車岡崎会、酒井忠次が小島一郎さん=竜美丘みこし会。岡崎三郎信康が宮田勇人さん=岡崎青年会議所=に決まった。

 十人の応募があった千姫役は三宅裕衣さん=南山大学三年、七人の応募があった亀姫役は林沙織さん=愛知大学法科大学院三年、それぞれ五人の応募があった築山御前役は井上千春さん=太田油脂、於大の方は三田村千晴さん=岩津保育園=が選ばれた。

(7日1面)