3月22日~26日紙面

ゴルフ育英会の中高生4人全国へ

 NPO法人岡崎ジュニアゴルファー育英会に所属する中高生の男女四人が、二十六日に滋賀県甲賀市で開幕する全国大会に出場する。それぞれが自分なりの目標を掲げ、大会に向け練習に取り組んでいる。

 全国高校選手権春季大会(富士スタジアムゴルフ倶楽部)に出場するのは、岡崎城西高校一年の服部雅也君=愛知教育大学附属岡崎中出身、星城高校一年の中川拓海君=岡崎市美川中出身、中部大一高校二年の川合玲那さん=豊田市下山中出身=の三人。全国中学校選手権春季大会(ダイヤモンド滋賀カントリークラブ)には岡崎北中二年の服部仁美さんが出場する。男子二人は初出場、女子二人は二年連続の出場。

 中部地区予選(八~十日)で二位だった服部君は小学二年で入会。指導する中村彰男プロは、約三百ヤードの飛距離に太鼓判を押す。目標は八位以内。「スイングのタイミングとパターが鍵を握る」と言う。同予選十五位の中川君は小学四年で入会。距離感を合わせたり、アプローチでさまざまな打ち方ができたりするのが特徴で、三位以内を目指す。中村プロは「体の軸が安定すればショットも安定する。調子の波が激しいので、うまく合えば」と答える。

 前回は思うような成績が残せなかったという川合さんは、予選を四位で通過。小学一年で入会し、今回の目標は五位以内。ショットの安定性が優れ「さらにショットの精度を高めたい」と理想を追求する。中村プロは「調子が悪くてもまとめてくる。もう少しパワーが備われば」と評価する。服部さんは昨年十二月の中部地区予選で五位。兄・雅也君の影響もあり、小学一年で入会。全国大会の目標は「三十位以内」と控えめ。「潜在能力は高いが、結果が出ないことがある。メンタル面も鍛えないと」と中村プロ。アプローチの練習に力を入れている。

 平成十八年十一月設立の同会。小学生から高校生までの約三十人が岡崎市大平町のロイヤルパークゴルフで週二回のレッスンを受け、トップクラス十二人を中村プロが指導する。「四人は成長している。岡崎からいい選手がたくさん出ることを願っている」

(22日3面)