3月28日~4月2日紙面

シダレザクラ咲く 岡崎・西尾・幸田

 岡崎市奥山田町と西尾市西浅井町の源空院、幸田町芦屋の幸田文化公園でシダレザクラが咲き始めた。今年は開花が例年より一週間ほど遅いが、早咲きの品種を中心に既に多くの人を楽しませている。

 岡崎市奥山田町でh、約三百年前に持統天皇が植えたとされる「奥山田のしだれ桜」ことエドヒガンの古木が間もなく見頃を迎える。奥山田しだれ桜保存会によると、三月二十三日ごろに開花を確認したが、冷え込みの影響などで一日現在は五分咲き。同会は六日まで桜まつりを開催。期間中は夜間ライトアップ(午後六時~九時三十分)、軽食などを販売する桜屋台(午前九時~午後五時)もある。

 源空院では、境内の古木三本が見頃。山門近くにある樹齢二百五十年以上と言われる巨木は、既に満開を迎えている。同院の檀家によると、三月二十九日に開花し、一気に花開いたという。七日ごろまで楽しめる見込み。開花期間中は、抹茶や甘酒、花見団子を販売している。日没から午後九時までライトアップも実施中。

 幸田文化公園には、約二十種五百本のシダレザクラの木が植えられており、ヒガンシダレやウジョウシダレなどが他の品種に先駆けて花を咲かせた。一日から同公演で桜まつり(十日まで)が開かれているが、初日はあいにくの雨で一部イベントが中止になった。

 同まつり実行委員会によると、開花は例年より一週間程度遅く、約半数を占めるヤエベニシダレはまだつぼみが目立つ。来週末に見頃を迎えるとみられ、まつりのステージイベントや茶席、屋台の軽食などとともに楽しめそう。

(2日1面)