4月4日~9日紙面

社会人として第一歩 辞令交付、入社式

 新年度最初の平日を迎えた三日、官公庁・企業で辞令交付式や入社式が行われ、真新しいスーツに身を包んだ新社会人が、社会の一員として仲間入りを果たした。

 岡崎市では、市福祉会館で午前八時三十分から新規採用職員二百四十四人の辞令交付式があり、一般、消防、保育教育、技能業務、一部医療の各職四十六人が出席。新規採用職員を代表し、早瀬容子さん=情報政策課=が内田康宏市長から辞令を受け取り、柴田智隼さん=納税課=が宣誓した。

 内田市長は「皆さんがこれから歩む一歩一歩が、市発展の原動力になるとともに自らの成長の糧になる」とした上で、「社会人の基本的な行動を理解し、仕事を進める上で必要な『前に踏み出す力』『考え抜く力』『チームで協働する力』をしっかり身に付けてほしい」と訓示した。

 早瀬さんは「一つ一つの行動に気持ちを込めて市民に接したい」、柴田さんは「社会人のマナーを学び、信頼される職員を目指したい」と話した。

 トヨタ自動車は、豊田市トヨタ町の本社で入社式を行った。

 専務、技術、技能職など二千百五十一人が出席。豊田章男社長は「本日は皆さんにとって新たな道の第一歩を踏み出した記念すべき日。トヨタ自動車は創立八十周年の節目を迎える。われわれを取り巻く環境や自動車産業が新たな転機を迎え、これまでにないスピードと大きさで変化している。何が起きるか分からない激動の時代だからこそ『変えてはいけないブレない軸』と『未来のために今を変える覚悟』を持つべきだ。きょうこの日の気持ちを忘れずに、ルーキーとしてバッターボックスに立ち、思い切ってスイングしてほしい」と激励した。

 総合インテリアのオリバー(岡崎市藪田一)は、本社でミクスネットワークとの合同入社式を行った。

 大川博美社長は「きょうからは社会人として行動に責任を持ち、早く会社の内容を理解してもらいたい。会社は今年で満五十周年を迎える。この五十年間でいろいろなことを勉強してきたからこそ、今のオリバーがある。海外に出向いて挑戦もしてきた。皆さんには一日も早く一人前になって頑張ってほしい」と訓示した。

 新入社員はオリバー三十四人、ミクス四人の計三十八人。

(4日1面)