6月13日~18日紙面

西尾市長・市議同日選 あす告示

 任期満了に伴う西尾市長選挙と同市議会議員選挙があす十八日、告示される。市長選では現職の榊原康正氏と新人の中村健氏が立候補を表明しており、一騎打ちとなる見通し。

 榊原氏は総合スポーツ公園の整備や県防災へリポートの誘致などを公約に掲げ、二期八年の実績をアピール。事業・施設の見直しを目的とした市民討議会の開催といった公約を挙げ、若さを強調する。

 公共施設再配置事業に関して両者の意見が対立。同市では、民間資金活用に社会資本整備(PFI)を活用し、サービス業を代表企業とする特別目的会社(SPC)が十五~三十年間で百六十施設の包括維持管理、五施設の新設などを行う。事業費は約二百億円。榊原氏は予定通りの実施を、中村氏はSPCの包括運営に対する危惧から全面凍結と見直しを主張している。

 市議選では三十五人が定数三〇の議席をめぐって争うとみられる。公共施設再配置事業の是非や行財政改革、旧幡豆郡三町との合併から六年が経過した同市の新たな礎づくりなどを争点に舌戦が繰り広げられると予想される。

(17日1面)