8月22日~27日紙面

豊田子ども園給食11月再開へ

  豊田市は二十二日、給食調理業者の破産により市内の一部こども園で給食の提供を一時中断し、弁当の配送などで対応している問題について、十一月上旬をめどに従来の給食方式での昼食提供を再開する考えを示した。

 

 同市は現在、トフス(本社同市衣ケ原三)に調理を委託し、弁当箱入りのおかず(一日当たり二千百六十五食)を該当の二十七園に提供。主食(ご飯、パン)と牛乳は、ほかの園と同様に別の民間業者が提供している。

 設備や配送手段などを手配するめどが立ったことから、同社と東部、南部、平和の三給食センターに分散して給食の調理を行い、各所から園に配送する従来方式での提供再開を決定。これにより、食材の調達や献立の作成は中断前と同様に市が行い、衛生上の問題で弁当では不可能だった汁物などの温かい食事も提供できるようになるという。

 今後の予定については、給食提供再開に向け九月から給食センターの正規・パート職員を追加で募集。また、市議会九月定例会で人件費や設備費などを盛り込んだ総計約四千四百万円の補正予算案を上程する見通し。

 給食提供再開までは、引き続き弁当の配送を継続する。

(23日1面)